子連れ旅行は年齢によって必要な持ち物が異なり、荷物が多くなるため大変です。この記事では、子連れ旅行の基本の持ち物と年齢別に必要なものを解説します。記事を読めば、子どもに合った持ち物がわかり、準備がスムーズに進みます。
基本アイテムと年齢別の必需品を知れば、子どもの持ち物の整理が可能です。荷物を減らすコツを知って、より快適な子連れ旅行の準備を始めましょう。
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子連れ旅行の基本の持ち物

子連れ旅行の基本の持ち物は以下のとおりです。
- 保険証・母子手帳
- 消毒用アルコール
- おむつ・お尻拭き
- ゴミ袋
- タオル類
- 着替え・替えの靴
- 水筒・マグカップ
- 子ども用スプーン・フォーク
- 救急セット・常備薬
- ベビーカー・抱っこ紐
子どもの年齢や旅行先によって必要な持ち物は変わるため、個々の状況に応じた調整が大切です。
保険証・母子手帳
保険証と母子手帳は、万が一の事態に備え、必ず携帯してください。子どもと大人の健康保険証や母子健康手帳、乳幼児医療証、予防接種証明書(海外旅行の場合)を用意しましょう。書類は、コピーまたはスマートフォンで撮影した画像と一緒に持参することをおすすめします。
保険証と母子手帳の紛失やぬれを防ぐために、防水ケースに入れて保管します。緊急時に備えて、緊急連絡先情報やアレルギー情報、既往症の記録などを記載したメモを一緒に入れておきましょう。旅行保険に加入している場合は、保険証書も忘れずに持参してください。
保険証と母子手帳を準備しておけば、万が一の際にも落ち着いて対応できます。
消毒用アルコール
消毒用アルコールを持参することで、旅行中いつでも手や物の表面を清潔に保てます。消毒には70~80%のアルコール濃度のものが効果的であり、携帯用のスプレーボトルを選ぶと便利です。
消毒用アルコールの使用場面は以下のとおりです。
- 食事前の手指消毒
- 公共の場所での衛生管理
- 子どもが触れる場所の消毒
消毒する前にアルコールアレルギーの有無を確認し、目に入らないよう気をつけてください。消毒用アルコールの使用後は手が乾燥しやすいため、ハンドクリームを塗ることがおすすめです。定期的に新しいアルコールに交換し、使用期限に注意しましょう。除菌ウェットティッシュは、いつでも便利に使えるアイテムとして持っていると安心です。
おむつ・お尻拭き

おむつは1日当たり5~6枚を目安とし、旅行日数分を用意してください。予備を含めておむつは多めに持参すると、予想より多く使っても安心です。お尻拭きは1パック持参し、おむつ替えの際に使用してください。
おむつ替えをするためにおむつ替えシートやごみ袋、携帯用おむつ替えマット、使い捨ておむつ処理袋を準備しましょう。子どもの肌トラブルを防ぐため、おむつクリームもおすすめです。おむつ交換時の着替えも1~2組用意しておくと急な汚れにも対応できます。
ゴミ袋
小さめのゴミ袋を複数枚持参すると、さまざまな場面で活用できます。オムツ替えや食事の際のゴミ処理、汚れた服や靴を入れる際にもゴミ袋は役立ちます。以下の特徴があるゴミ袋を選びましょう。
- においを密閉できるジッパーがある
- 防水性がある
- 折りたたんで小さく収納できる
子どもの年齢や旅行期間に応じて、ゴミ袋の枚数を調整してください。ゴミ袋は旅行中のゴミ処理や荷物整理にも役立ちます。
タオル類

タオル類は用途に合わせてバスタオルやフェイスタオル、ハンドタオルを用意しましょう。速乾タオルはコンパクトで乾きが早く、旅行中の洗濯に役立ちます。子ども用タオルは、キャラクターなどのデザインがおすすめです。使用済みタオルを収納できる防水バッグも用意しましょう。
防水バッグは他の荷物と分けてタオル類を収納できるので、衛生的です。タオル類は宿泊施設で提供されることもあるので、事前に調べると荷物を減らせます。
着替え・替えの靴
着替えと替えの靴は天候や活動内容に合わせて、適切なものを準備しましょう。寒い季節には、防寒用品を持参し、日差しが強い場合は日除け用品があると重宝します。着替えと替えの靴のチェックリストは以下のとおりです。
- 子ども用の着替え
- 大人用の着替え
- 下着・靴下
- パジャマ
- 替えの靴
- 帽子やサンバイザー
- 水着
- ビーチサンダル
着替えと替えの靴を適切に準備することで、快適に旅行を楽しめます。
水筒・マグカップ

水筒とマグカップは、子連れ旅行に欠かせません。水筒は、長時間の外出でも使いやすい軽量で丈夫なものがおすすめです。保温・保冷機能付きの水筒なら、一年を通して快適に使えます。子どもが使いやすい水筒のポイントは、以下のとおりです。
- ストロータイプ
- スポーツキャップタイプ
- 漏れ防止機能付き
- 適切な容量
マグカップは軽量で割れにくい素材を選びましょう。持ち手付きや、小さめサイズのマグカップは、使いやすくて便利です。場所を取りたくない場合は、持ち運びに便利な折りたたみ式のマグカップがおすすめです。水筒とマグカップは衛生的に保てるよう、洗いやすいものを選びましょう。
子ども用スプーン・フォーク
スプーンとフォークには子ども用サイズや軽量な素材、食洗機対応などがあります。収納ケース付きなら、バッグの中で他の物と混ざらず清潔に保てます。滑り止め加工や持ち手の工夫があるものなど、年齢に合わせてスプーンやフォークを選びましょう。
安全性の高い素材(BPAフリーなど)を使用した製品を選ぶと、長期間安心して使えます。耐久性のあるスプーンやフォークなら、旅行以外でも使えて便利です。
救急セット・常備薬

救急セットと常備薬は、子連れ旅行の安心と安全のために重要です。万が一のけがや体調不良に備えて、以下の救急セットや常備薬を用意しておきましょう。
- 絆創膏
- 消毒液
- 解熱剤
- 胃腸薬
- 酔い止め
- 虫よけスプレー
- 虫刺され薬
- 目薬
- 日焼け止め
- 保冷剤
- 体温計
子どもの年齢や体調に合わせて必要な道具や薬を追加してください。けがに備えてピンセットやはさみ、綿棒、ガーゼなどがあると便利です。普段飲んでいる薬がある場合は、余裕を持って多めに用意しましょう。救急セットと常備薬は、コンパクトにまとめると便利です。
専用のポーチやケースを用意し、すぐに救急セットや常備薬を取り出せるようにしておきましょう。
ベビーカー・抱っこ紐
ベビーカーや抱っこ紐を使うと、移動の負担を減らせます。以下の特徴がある製品がおすすめです。
- コンパクトに折りたためるベビーカー
- 日よけ・雨よけ機能付きのベビーカー
- 軽量で持ち運びやすい抱っこ紐
- 収納ポケット付きの抱っこ紐
ベビーカーや抱っこ紐は子どもの年齢や体格、旅行先の環境に合わせて選びましょう。長時間の使用でも快適な設計や、安全性の高い製品がおすすめです。ベビーカーや抱っこ紐はレンタルサービスも活用できるので、現地の状況に応じて対応しましょう。
【年齢別】子連れ旅行の持ち物

以下の年齢別に子連れ旅行の持ち物を解説します。
- 0~1歳
- 2~5歳
- 小学生
0~1歳
0~1歳の子どもは、全面的に親の世話が必要なため、特別な準備が必要です。赤ちゃんの食事に関する必需品は、以下のとおりです。
- 粉ミルクや液体ミルク
- 哺乳瓶と乳首
- 授乳ケープ
- ベビーフードや離乳食
- スタイやよだれかけ
赤ちゃんを清潔に保つために必要なものは、以下のものが挙げられます。
- バスタオル
- ベビーバス
- ベビーソープとシャンプー
- ベビーローション
- おむつ替えシート
- おむつ用ごみ袋
0~1歳の子どもの健康と快適さのためには、体温計や爪切りがあると便利です。赤ちゃんの肌を守るためには、虫よけスプレーや日焼け止め、帽子が必需品です。外出時には、ベビーカー用レインカバーや抱っこ紐、スリングがあると快適に赤ちゃんと旅行を楽しめます。
2~5歳

以下の持ち物を用意すると、2~5歳の子どもと快適な旅行を楽しめます。
- 子ども用の歯ブラシと歯磨き粉
- お気に入りのぬいぐるみや毛布
- 絵本や塗り絵セット
- 簡単なゲームやパズル
- 子ども用の日よけ帽子やサングラス
- 子ども用の日焼け止め
- 虫除けスプレー
- 子ども用の軽量レインコート
- 小さなリュックサック
- スナック菓子や軽食
- 子ども用の水筒
- 予備の靴下
- 子ども用の薄手の上着
- 使い捨てのウェットティッシュ
- バンドエイドや絆創膏
お気に入りのぬいぐるみや絵本は、慣れない環境でも子どもを落ち着かせる効果があります。子どもと一緒に準備することで、より旅行を楽しめます。
小学生
小学生は自分で荷物を持てるので、リュックサックを用意しましょう。子どものリュックサックには、以下を入れるのがおすすめです。
- 学校の宿題や教材
- 読書用の本
- 携帯ゲーム機やタブレット
- イヤホン
- 筆記用具
- メモ帳
小学生の持ち物は、移動中や待ち時間に退屈しないようにするのがポイントです。外出時に必要な物として、以下も忘れずに準備しましょう。
- 日焼け止め
- 帽子
- サングラス
- 虫よけスプレー
- 水着と浮き輪(海や川、プールに行く場合)
- スニーカーや歩きやすい靴
小銭入れやカメラを子どもに持たせるのもおすすめです。子どもの軽食やおやつも忘れずに準備しておきましょう。
あると便利な子連れ旅行の持ち物

子連れ旅行を楽しく過ごすためにあると便利なアイテムは以下のとおりです。
- おもちゃ・お菓子
- レジャーシート・エコバッグ
- 携帯トイレ・レインコート
- 圧縮袋・ジッパー付きポリ袋
おもちゃ・お菓子
子連れ旅行におすすめのおもちゃは、以下のとおりです。
- 人形やぬいぐるみ
- ブロック玩具
- 絵本や塗り絵
- クレヨン
- 携帯ゲーム機やタブレット
- 軽量で持ち運びやすいボール
- 小さなパズル
おもちゃは、子どもの年齢や好みに合わせて選びましょう。お菓子は子どもの健康面も考慮したものを選ぶのが大切です。子どもにおすすめのお菓子は、以下のとおりです。
- 飴やチョコレート
- せんべい
- 果物や野菜のスナック
- ドライフルーツやナッツ類
- ジュースやヨーグルトのパック
子どもの食べこぼしを防ぐためのスナックカップも持参すると便利です。
レジャーシート・エコバッグ
レジャーシートとエコバッグを持参すると、荷物の管理が楽です。レジャーシートは、屋外での休憩や食事の際に重宝します。エコバッグは買い物や荷物の整理、旅行中のお土産、急に必要になったものを入れるのに便利です。レジャーシートとエコバッグを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- コンパクトに折りたためるタイプ
- 防水素材のもの
- 大きめサイズ
- 軽量なもの
- 洗濯可能なタイプ
レジャーシートとエコバッグは、緊急時の防寒具や目隠しとしても活用できるため、多目的に使える便利なアイテムです。
携帯トイレ・レインコート

携帯トイレとレインコートを持参すると、突然のトイレ需要や雨に備えられます。携帯トイレは、公衆トイレがない場所や子どもの突然のトイレに対応できます。使い捨てタイプのトイレを選ぶと衛生的で処理も簡単です。携帯トイレは車内や屋外での使用に適しているので、さまざまな場面で活躍できます。
レインコートは防寒具としても使えるため、一石二鳥の効果があります。ぬれた遊具や地面に敷いて使用することもできるため、レインコートは多目的な活用が可能です。携帯トイレとレインコートは、子どもと大人の両方を用意するのがおすすめです。
圧縮袋・ジッパー付きポリ袋
圧縮袋やジッパー付きポリ袋を活用すると、限られたスペースを最大限に有効活用できます。圧縮袋は衣類などを圧縮してコンパクトにできるため、必要なものを入れる余裕ができます。ジッパー付きポリ袋は、以下のものを入れるのに便利です。
- ぬれた衣類や水着
- 使用済みのおむつ
- 小物類
- 貴重品や電子機器
サイズ別に圧縮袋やジッパー付きポリ袋を用意しておくと、用途に合わせて使い分けが可能です。透明なタイプを選べば、袋の中身が一目でわかります。圧縮袋やジッパー付きポリ袋は旅行後の洗濯物の仕分けにも使えます。
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子連れ旅行の持ち物を減らすコツ

子連れ旅行の持ち物を減らすコツは以下のとおりです。
- コインランドリーを活用する
- 現地で買えるものは持たない
- 宿泊先に荷物を送る
荷物を減らすと移動が楽になり、子どもとの時間を十分に楽しめます。
コインランドリーを活用する
コインランドリーを活用すると、滞在期間が長いほど旅行中の荷物を減らせます。タオルや水着をすぐに乾燥機で乾かせるため、子どもの衣類や下着を清潔に保てます。洗剤は現地で購入するか、小分けにして持参するのがおすすめです。乾燥機能付きのコインランドリーを選ぶと便利です。
コインランドリーの使用時間や混雑状況を事前に確認しておくと、スムーズに利用できます。洗濯中に観光や食事を楽しめ、時間を有効に活用できます。宿泊施設内にコインランドリーがある場合は便利ですが、近くにない場合は事前に場所を調べておくと安心です。
現地で買えるものは持たない

以下のものは、持って行かずに現地で調達するのがおすすめです。
- 飲み物
- お菓子
- 気候に合わせた衣類
- アメニティ
事前に宿泊先やコンビニエンスストアの情報を確認し、現地で購入できるものをリストアップしておきましょう。ベビーカーやチャイルドシートなどの大きな荷物は、レンタルサービスの利用を検討しましょう。現地の特産品や名物を楽しむと、荷物を増やさずに旅行を満喫できます。
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宿泊先に荷物を送る
長期滞在や大人数での旅行の際は、宿泊先に荷物を送ると便利です。宅配便サービスを利用して、事前に荷物を宿泊先に送れます。到着日時の指定配送をすると、チェックイン時に荷物が部屋に届いている状態になります。送る荷物は衣類や紙おむつ、タオル類、ベビーカーなどです。
壊れやすいものや貴重品、到着後すぐに必要なものは手荷物として持参しましょう。荷物を送る際は、宿泊先に事前に連絡して受け取りを依頼しておくことが大切です。
まとめ

子連れ旅行の持ち物の基本から年齢別の必需品、便利なアイテムまで詳しく紹介しました。持ち物を減らすコツも押さえておくと、より快適な旅行が楽しめます。事前の準備で、子どもと一緒に素敵な思い出を作りましょう。
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小学生の子供には旅先からの便り
塗り絵や色鉛筆、スケッチブックあるいはポスカードサイズのスケッチブックなどはいかがですか?最近は色鉛筆ではなく、7色くらいの色彩ペンなども有効です。現地での景色を描いたり、旅から帰ったときに受け取れる自分用のお手紙、葉書など思い出に残ります。切手も忘れずに用意してください。
見ているもの、見えていないもの、詩や物語、絵日記など。
面白いことを書こうとすると難しいです。いま目の前にある景色を描いてみる、詩にする、言葉にすると案外、スラスラかけるものです。
旅から家に帰り、葉書が届いたときに思い出があらたに蘇り、家族の記憶の一コマになることでしょう。
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